<< February 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>

マンションの天井防音工事が成功しました

 先月完了した現場なのですが、依頼者から詳しい防音効果の御報告がありました。

 天井裏が14センチ程度しか確保できない状況下で、子供の走り回る騒音などを大幅に減らしたいというリクエストでした。

 工事完了後の効果は
*今まで耳栓をして寝ていたのが、普通に寝ても殆ど起こされることがなくなった。
*全ての騒音が少なくても半減した。
*防音工事をやっていない壁や隣室の騒音を考えると、防音工事を行った部屋自体の騒音は大幅に減少したと思う。

 ということで、依頼者は大変満足されているとのことです。

 手前味噌ですが、他の防音専門業者の半額程度で受けたわけですが、専属職人と私の経費を別会計にして中間経費を全部省きました。
 また、私の手配した防音材の利益を殆ど計上せずに対応しました。

 とにかく、技術的に問題を解決したいという意欲が強く、私は利益のことを殆ど忘れて取り組みました。

 ですが、今回の防音事例は、今後の設計仕様に大いにプラスになるものでした。少し新しい工夫を導入したので効果を見たかったという気持ちがあったのです。
 引き受けた甲斐がありました。ホットコーヒー
いかずち・しんじ * - * 11:39 * - * -

天井防音のメカニズム

 二重天井の防音対策で問題となるのが重量衝撃音です。

 この中でも、100Hz以下の低周波騒音が最大の課題です。防音建材の大半は、125Hz以上の周波数域における遮音性能しか表記していません。

 このことからも、市販されている遮音材では、ほとんど対応できないと考えられます。

 また、普通の防音専門業者が行っている天井防音では、低周波に近い重量音は、通常のマンションでは成功事例が殆どありません。
 このため、実績としても具体的な報告がなされていません。

 研究事例や特許の世界でも、二重天井の防音は、特定の周波数帯にシフトした対策しか提示されていません。
 しかも、耐久性を兼ね備えた工法が提示されておらず、長期の荷重に対して長期的に防音性能を保持できる事例や工法が提示されていません。

 防音専門サイトサポートページでは、上記の問題に正面から取り組み、多くの実績をあげてきました。

 さらに、63Hz以下の低周波騒音を軽減するシステムも稼動しており、成果を出し始めています。
 従来の遮音材にシフトした構造を改め、新たな視点からコンパクトな複層構造を構築しています。

 このシステムは、マンションの天井だけではなく、狭い空間におけるピアノ防音など防音室の対策にも活用できます。
*現在このためのサイトを改造中です。ご期待下さい。
 天井・ピアノ防音ひらめき
いかずち・しんじ * - * 07:14 * - * -

天井防音の案件が急増

 昨年秋以降から、マンションや木造住宅の天井防音の案件が増えました。

 私の運営しているサイトは、検索エンジンで余りヒットしなくなりましたので、問合せが減るのかと思っていましたが、他の業者が諦めた難易度の高い案件の要望が集中してきたようです。

 結果として、検討の時間がかかり、私のデスクの上は宿題で山積み状態です(汗)。
 今年の大型連休は殆ど休みがとれませんでした。

 マンションの案件は
*天井裏が狭いので、既製の防振金具が使えない。
*吸音層も遮音層も薄くてコンパクトなものしか対応できないので、ノウハウがない業者には対応できない。
などの事情で、私のところに依頼がくることが分かりました。

 他の業者は、こんな条件では天井の騒音対策は無理と言われたかたも多かったようです。
 騒音を半減させることが出来ると回答したのは私だけだったと、お聞きして驚かされたこともありました。

 つい最近では、不動産調査会社の建築士より問合せがありました。具体的なノウハウが無いので、相談者に対応できないとのこと。
 まあ、無理でしょうね。普通の建築士レベルでは。
防音設計の実務経験も少ないかたには、特に難しいことです。

 専門業者は、独自のノウハウをアドバイスすることは有り得ませんので、余計に有効な情報を収集することは難しいです。
いかずち・しんじ * - * 06:47 * - * -

厚さ1ミリ〜1.2ミリの遮音シートは効果があるのか?

 防音対策の依頼者から遮音シートを使用したいと申し出がありました。

 コスト削減のため、940ミリ×10m巻の遮音シートが通販で約8000円だったそうです。CMには優れた遮音性能と謳われています。

 気持ちは理解できます。私も天井の防音工事で、オマケとして依頼者にプレゼントしたことがあります。
*仕入原価は送料込みで3000円程度ですから。
*その通販サイトでは、随分利益があるようですね。

 結論として、面密度が低く、制振性能が低いので、遮音・防振効果は期待できません。使わないよりは良いと思いますが。
 この製品、実は大抵のメーカーで定価約16000円です。

 利益追求のために、余り効果のない防音材を天井や壁の防音対策に推奨するのはユーザーにとっては迷惑な話です。
 この防音材を使用して「防音工事は効果が無い」と誤解するかたも居ると思います。通販サイトもメーカーのPRを鵜呑みにして販売するのは控えるべきだと思います。
 あくまで補助資材として活用するべきです。主力の防音材ではありません。
いかずち・しんじ * 防音対策 * 07:45 * - * -

こんな業者には天井防音は無理

 最近、都内のマンションの天井防音対策の依頼を受けました。

 この案件は他の業者が既に対策を提案していたのですが、私の業務サイト(サポートページ)をご覧になった依頼者が問合せをされてきました。

 その業者の提案は
*石膏ボードを2重張りにする。
*天井裏にグラスウール(密度:約32kg/m3)約10センチの厚さで入れる。
*厚さ約1.2ミリの遮音シートを張る。
という内容でした。

 私のサイトに明記してある遮音・制振・吸音の3要素について十分かどうかという問合せでした。
*足音対策が主であることから、遮音以前に、制振材がまったく使用されない仕様で、振動音対策の意味がわかっていないと判断しました。
*また、足音など低音をあまり吸収しないグラスウールのみを吸音材として使用することは明らかに不十分です。

 私は、この2点だけでも、上記の業者には天井防音は難しいでしょうと、相談者に回答しました。

 このような事例は、実は今年で5件目です。誤った工法で防音工事をして失敗すると、天井防音は無理という誤った情報が一人歩きします。
 注意したいものです。ホットコーヒー
いかずち・しんじ * 防音対策 * 13:10 * - * -

防音商品関連の専門サイト

 防音、防音対策というキーワードで検索すると上位に、防音材のネットショップや二重サッシュなど防音商品の販売サイトが出てきます。

 これらの商品を購入したり、取り付けたりしたユーザーから私の業務サイト(サポートページ)には相談が寄せられることが少なくありません。

 その理由は
*二重サッシュを業者の言われるままに取り付けたら、余計に音がこもって騒音が酷くなった。
*防音材などお勧め商品を購入したが効果が殆どなかった。
などが主なものです。

 これは、騒音の原因を分析せずに業者が安易に防音商品を売りつけたり、何のアドバイスもしなかったことが背景にあるようです。
 商品購入はユーザーの自己責任ということは理解できるのですが、防音の専門サイトと謳っている限りは、ユーザーは大丈夫と思って注文を依頼するわけです。

 私は、大半は売る側に問題があると考えています。クレームなどの事例は潜在的には多くあるのではないでしょうか。
 ネット上には出てきていない、業者側が隠しているだけだと思います。ホットコーヒー

 ユーザーもある程度は研究してから注文をしたほうが良いでしょう。
いかずち・しんじ * 防音対策 * 09:39 * - * -

防音材料の経年劣化

 最近、築25年程度が経過した木造住宅の天井防音対策のため、天井裏の吸音素材の状況を調べた。

 想像以上に、カビが発生したり、劣化しているようだった。とくに、湿気のあるキッチンや浴室付近の居室や廊下の天井裏に使用されているロックウールやグラスウールは劣化が目立つ。

 これでは防音性能がかなり落ちても仕方がない状況でした。結局、天井を通して1階の生活音が2階へ筒抜け状況になり、2世帯住宅としての防音性能が低下していたため、防音工事を行うことになりました。

 防音工事の施してある住宅でも生活騒音が気になるようになったら、ある程度の年数が経過していれば、防音材料の劣化やボードの隙間・下地のきしみ・緩みなどをチェックしたほうが良いと思います。ホットコーヒー
いかずち・しんじ * 防音対策 * 10:37 * - * -

防音の常識とは?

 防音に関連した情報は膨大で多様なものがあります。

 しかしながら、基本的な重要な「防音の考え方・常識」というものは共通しています。

 色々な情報を活用するときは、次のキーワードに沿って考察すると良いと思います。
*遮音、制振(防振)、吸音

 それぞれの留意点を整理して、有効な防音構造や防音材について情報を収集して取捨選択することが大切です。

 中には相反する意見や情報を流しているサイト、情報掲示板があります。何が信頼性の高い情報なのか、自分なりに判断基準を整理しておく必要があるでしょう。読書
いかずち・しんじ * 防音対策 * 11:18 * - * -

天井防音の鉄則

 マンションなどの天井防音を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
天井防音の3要素

 これは「コロンブスの卵」と同じで、ある程度、建築の知識がある方ならば、概要を説明すると殆どの方が理解してくれます。
 しかしながら、現実問題として防音工事の設計を行うことは簡単ではありません。
 具体的な下地の制振方法、使用する防音材の選定・厚さなどの指定、隣接する構造体及び区画への対策の考慮など総合的に勘案しないと実現できないのです。実績と有効なノウハウを持っている専門技術者が居て、それを忠実に施工できる職人が必要なのです。

 世の中には「お任せ下さい」とか「自信があります」と掛け声やサイトデザインだけは立派な専門業者が沢山あります。
 依頼される方は、当該サイトをじっくり確認することと、具体的な見積や対策方針を見たうえで判断されることをお勧めします。ホットコーヒー
いかずち・しんじ * - * 11:46 * - * -

意外と盲点となる振動音の絶縁効果

 先日、知り合いの業者に頼まれて、木造家屋のドラム練習室対策に行ってきました。

 知り合いの業者はドラムの振動音のレベルがわからず、遮音材と吸音材のみで防音設計をしていました。
 これでは振動音が近所に響くことは明らかでした。しかし、予算が殆どなく、頭を悩ませましたが。

 そこで、床と壁面に遮音材を張りつける前に、振動を絶縁・緩衝する制振材を提案して現場に指示しました。
 余り費用もかからず、かなり振動音を吸収して抑えることができそうです。施工した大工職人も満足そうな顔をしていました。

 ドラムのような振動音レベルがかなり大きい場合は、遮音ゴムだけでは不十分です。といって防振ゴムを分厚く張ると費用がかなりかかり、その割には音漏れがすることが少なくないです。

 やはり、違う特性の制振材を併用することが重要です。
 ※お勧め防音材料:床・壁の防音材
いかずち・しんじ * 防音対策 * 14:12 * - * -
このページの先頭へ